[adsense]

 

七夕にまつわる昔話の中で、織り姫と彦星が1年に1度出会う場所として有名な「天の川」ですが、実は1年中見ることが出来るって、知ってましたか?

96d4fd62cafe8839e290da68b74e989a

天の川の正体は「銀河」

天の川とは、夜空を横切る帯状の光のことで、この光の帯の正体は無数の恒星の集まりです。

帯状の恒星の集まりのことを学術的には「galaxy」日本語では「銀河」といい、天の川は正確には「天の川銀河」と呼ばれます。

天の川のことを英語で「Milky Way」と呼ぶのは、ギリシャ神話で天の川のことを「母乳の流れ」とみているため、それが英語圏にも継承された結果です。

地球も含む太陽系は、この天の川銀河の中に入っていて、他の恒星と一緒に日周運動をしているのですが、その様子を内側から見上げる形で見るので、天の川銀河が天球上の光の帯に見えるのです。

 

空を見上げれば天の川が見える?

基本的に、天の川は一年中見ることが出来ます。

しかし、天の川の光はひじょうに弱く、肉眼で確認することはとても難しいようです。

日本でも1970年代までなら、町中でも天の川を見ることが出来ていたようですが、今見ようと思うと、標高が高く人口光が届かない場所へ行かなくてはいけません。

晴れた、月明かりの無い夜だと見やすいそうです。

天の川は「いて座」から西へと続いています。

いて座は夏の星座なので、夏に光が強くなり確認しやすいのですが、冬だと光が弱く、見つけ出すのが難しいようです。

いて座からさそり座、ケンタウルス座などを通過しながら連なっていく天の川ですが、日本では天の川をまたいで夏の大三角や冬の大三角が見られることでも有名です。

 

天の川がでてくる物語

七夕の伝説では、織り姫と彦星が会えないように2人を隔てているのが天の川です。

この物語は中国から日本、東アジア地域に広く伝えられています。七夕伝説の他にも、ギリシャ神話には天の川にまつわる話がありますし、「西遊記」や「万葉集」にも、天の川という言葉が出てきます。

このことから、昔には天の川の光の帯が夜空にくっきりと見えていて、その様子は人々の心に強く残るものだったことが窺えます。

 

天の川の光で影ができる

日本では淡くしか見えない天の川ですが、オーストラリアの砂漠には光害がなく夜空の透明度が高いので、美しい光の帯を見ることが出来ます。

その天の川の光は、立っている人の影が地面に出来るほどだそうですから、届く光がとても強いことが分かります。

 

神秘的な魅力に満ちた天の川。

なかなか目にすることが出来ないのが残念ですが、月の出ていない夏の夜には、ぜひ夜空にいて座を探して、そこから連なる光の帯を感じてみて下さいね。