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葵祭、祇園祭と並び、京都の三大祭りとして知られる京都平安神宮の「時代祭」。
1895年から続く華やかな祭りは「生きた時代絵巻」とも称され、国内外から多くの観光客が訪れています。
時代祭が最初に開催されたのは1895年10月25日、平安遷都1100年と平安神宮創建をお祝いする行事として始まりました。
その次の年からは794年に桓武天皇が平安京に都をうつした日に合わせて、毎年10月22日に行われることとなりました。
時代祭の行列とは
時代祭の行列は、新しい時代から古い時代に遡るように構成されています。
最初は明治維新時代の「維新勤王隊列」、その次に「幕末志士列」、時代が変わって江戸時代の「徳川城使上洛列」「江戸時代婦人列」、安土桃山時代の「豊公参朝列」「織田公上洛列」、室町時代の「室町幕府執政列」「室町洛中風俗列」、吉野時代の「楠公上洛列」「中世婦人列」、時代はどんどん遡り、鎌倉時代の「城南やぶさめ列」「藤原公卿参朝列」、平安時代の「平安時代婦人列」、延暦時代の「延暦武官行進列」「延暦文官参朝列」。
ここで、時代祭の神饌物を奉献する「神饌講社列」が続きます。
「前列」「神幸列」「白川女献花列」「弓箭組」で行列は終わります。
桓武天皇と孝明天皇のご神霊をご鳳輦に乗せ、京都の賑わいや安泰、町の進化を見ていただくことが目的とされている時代行列ですが、それぞれの時代の列は、ご神霊をのせたご鳳輦のお供として一緒に歩いているのだそうです。
時代行列を見るには
時代祭の行列は、10月22日のお昼12時頃に京都御所を出発します。
平安神宮に到着するのは、2時半頃の予定です。
途中の御池寺町と平安神宮前で奉祝踊りがおこなわれます。
当日、時代行列のルートは観光客や地元の方々で大変混雑することが予想されます。
確実に時代行列を鑑賞したい方は、有料の観覧席を予約しておきましょう。
観覧席の販売は、JTBや近畿ツーリストのほか、全国のローソンとミニストップでも購入することができます。
チケットぴあ、セブンイレブン、サークルKでも販売していますが、手数料が1枚につき108円必要となります。
有料観覧席の料金は1席あたり2050円(パンフレット付き)で、全席指定となっています。
設置場所は京都御苑、御池通り、平安神宮道となっています。
当日は交通規制もおこなわれ、周辺は混雑しますので、公式ホームページをチェックしながら観覧の計画を立てましょう。
京都 時代祭 10月22日 (雨天順延)
毎年行われる時代祭は、京都市全域にある「平安講社」とよばれる市民団体が開催を支えています。
22日の朝には、年度の担当である学区の配役の方が衣装をまとって学区内をお披露目して回ります。
お披露目巡行の時間は正確に決められていないので、もし偶然に見かけられた方は、とてもラッキーなのだそうです。