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今年、西アフリカで過去最悪規模での流行がおき、いまだおさまる気配のないエボラ出血熱ですが、感染すれば致死率は5割以上にものぼるといわれる恐ろしい病気です。

日本への感染の可能性はあるのでしょうか。また、臨床試験段階であるワクチンの有効性はあるのでしょうか。

 

西アフリカに続き、アフリカ中部でも発生

 西アフリカで流行中のエボラ出血熱は、最近になってアフリカ中部のコンゴでも新たな感染が確認されました。

これについてWHOは西アフリカの流行とは別で発生したものという見方をしています。

コンゴでのエボラ出血熱での死者は9月2日現在で31人だということです。

西アフリカでの死者は8月28日現在で1552人と発表されています。

これ以上感染が広がらないよう、WHOは西アフリカと同様にウイルスの封じ込めに全力をあげていますが、今後半年間で感染者は2万人を超える恐れがあると警告しています。

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エボラ出血熱とは

 エボラ出血熱は、エボラウイルスによる急性熱性疾患で、ウイルス性出血熱のひとつです。

血液や体液を介して人から人へ感染します。潜伏期間は一週間程度といわれています。

突発的に症状があらわれるのが特徴で、発熱や頭痛腹痛、下痢、悪寒から、進行して行くと皮膚や消化器官などから出血をして死亡します。

エボラ出血熱に感染すれば必ず出血があるというものではありません。

致死率は5〜8割で、いまだ有効な治療法が確立されていません。

人から人への感染の他、野生動物からの感染も多いです。

エボラ出血熱のワクチンは各国で研究がされており、現在2種類のワクチンが臨床試験の直前状態にあり、早期の実用化を目指しています。

 

日本での感染の可能性は

エボラ出血熱の日本人への感染は今のところ確認されていません。

8月29日に、モルドバの首都キシニョフで、南アフリカへ出張後に体調を崩した日本人男性2人がエボラ出血熱の感染の疑いがあるとして一時的に隔離されましたが、その後感染していないことが確認されました。

日本と西アフリカへは飛行機の直行便がなく、経由先の空港でウイルスの封じ込めが厳重にされているため、日本へエボラウイルスが持ち込まれる可能性はかなり低いと考えられています。

ただ、このまま流行が長引き、感染が拡大し続けると危険度は増していくでしょう。

現地で患者の治療にあたっている医師団の中には日本人もふくまれており、過酷な状況の中で懸命な治療が昼夜を問わずおこなわれています。

 

エボラ出血熱の感染拡大を抑える為にも、正しい知識と情報を取り入れて、対応していかなければいけません。